2022年02月25日
検索 田沢神明宮縁起2 <泉小太郎伝説の実際(23)>
田沢神明宮縁起は縁起の例にもれずイザナギイザナミからはじまります。そこらへんは省いて、次に泉小太郎が現れますが、ほぼ信府統記の丸写しなので(龍や戸隠、日光東照宮なんかがが出てくる)そこらへんも省いてしまいます。
引用は、母親である犀龍で三清地(泉小太郎伝説では山清路 仁科濫觴紀では 山征地)を割いて水道を通している時の描写からはじめますが、煩雑さをさけるため 関係する部分の要約だけのせていきます。
『(中略)田沢村の南原にある「がまがふち」のほとりにて、鱗魔が怒って毒気をはきかけて、逆波が起こったため進めず、しばらく退却した。ここを尾入沢と言って田沢村の中にある。伊勢神宮の方角に祈念したところ、神の光が湖上を照らして波が治まった。そこで小太郎は「犀の広矛」で鱗魔を討ちとったら、三清瀧が出来て、水が流れた』
ここで、信府統記や泉小太郎伝説でも有名な堤開きの情景がかかれているのですが、僕は1点ひっかかりました。
この描写のなかで「犀の広矛」(さいのひろほこ)が登場します。犀龍にのっていたはずの泉小太郎が、「小太郎殿突けりし犀の広矛をもって」と「犀」を道具として使う描写があります。これは、やはり「犀」は道具で、しかも治水に使った道具、つまり古代の土木機械なのではないのかと思いました。
次に
『(要約)泉小太郎、犀川の川上にある田沢村にきてこの地に、社(やしろ)を造り天照大御神を祀り、有明の里の開拓の成就の恩を感謝した。田を開き、沢が出来たので田沢と名付けた。有明の里の開拓の最初がここである。これより人里がひらけて数万の民が繁栄した』
田沢神明宮の縁起ですので田沢をよく言っているのは間違いないと思います。
しかし、この縁起にもこの神社を泉小太郎が建てたとしていますし、「ひかるやま」の麓でもありますので、たしかに、泉太郎「ひかるくん」が治水工事後、この神明宮をたてたのではないかと考えます。
また、「神明宮」であって神社ではありません。(ひかるくんを祀っているのではなく、天照大神という神様を祀っている、つまり祖霊信仰ではない)このことは仁科神明宮との同時代性の可能性も考えても良いかもしれません。
引用は、母親である犀龍で三清地(泉小太郎伝説では山清路 仁科濫觴紀では 山征地)を割いて水道を通している時の描写からはじめますが、煩雑さをさけるため 関係する部分の要約だけのせていきます。
『(中略)田沢村の南原にある「がまがふち」のほとりにて、鱗魔が怒って毒気をはきかけて、逆波が起こったため進めず、しばらく退却した。ここを尾入沢と言って田沢村の中にある。伊勢神宮の方角に祈念したところ、神の光が湖上を照らして波が治まった。そこで小太郎は「犀の広矛」で鱗魔を討ちとったら、三清瀧が出来て、水が流れた』
ここで、信府統記や泉小太郎伝説でも有名な堤開きの情景がかかれているのですが、僕は1点ひっかかりました。
この描写のなかで「犀の広矛」(さいのひろほこ)が登場します。犀龍にのっていたはずの泉小太郎が、「小太郎殿突けりし犀の広矛をもって」と「犀」を道具として使う描写があります。これは、やはり「犀」は道具で、しかも治水に使った道具、つまり古代の土木機械なのではないのかと思いました。
次に
『(要約)泉小太郎、犀川の川上にある田沢村にきてこの地に、社(やしろ)を造り天照大御神を祀り、有明の里の開拓の成就の恩を感謝した。田を開き、沢が出来たので田沢と名付けた。有明の里の開拓の最初がここである。これより人里がひらけて数万の民が繁栄した』
田沢神明宮の縁起ですので田沢をよく言っているのは間違いないと思います。
しかし、この縁起にもこの神社を泉小太郎が建てたとしていますし、「ひかるやま」の麓でもありますので、たしかに、泉太郎「ひかるくん」が治水工事後、この神明宮をたてたのではないかと考えます。
また、「神明宮」であって神社ではありません。(ひかるくんを祀っているのではなく、天照大神という神様を祀っている、つまり祖霊信仰ではない)このことは仁科神明宮との同時代性の可能性も考えても良いかもしれません。
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Posted by 泉小太郎研究家 at 06:13│Comments(0)
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