2022年04月25日
検索 銅戈(どうか)4<泉小太郎伝説の実際(84)>
青銅の「金色に輝き重量感がある硬い金属」は古代においてどんな感じで目にうつったことでしょう。
僕だったら欲しいと思ったに違いありません。
そう思い息子と夏休みの実験で青銅器をつくってみることにしました。


結果は大失敗でした。
ネットで探り、近代的な知識をもってしても、融解温度1000℃の達成は困難で、スズと銅の合金である青銅の塊をつくるのがやっとでした。
このように古代に、この地方では絶対作れない美しいものを持ち込んできたら、ひょっとすると村一つくらいは買えたのでは?と思ったり、その神々しさに信仰が芽生えてもおかしくないと思うのです。実際、この銅戈が作れなくて石戈というレプリカを作り信仰した形跡も発見されています。
弥生時代、まだこの地方では土器をつくるのがやっとの世界です。
青銅器は僕らがおもうよりよっぽど美しく、魅力に感じる金属なのだと中野市博物館に銅戈の研究に行って知りました。
さてこの銅戈(どうか)、銅矛(どうほこ)を調べる中で、出雲大社で有名な大国主に突き当たりました。
ウィキペディアより
大国主神(おおくにぬしのかみ)は、日本神話に登場する神。
国津神の代表的な神で、国津神の主宰神とされる。出雲大社・大神神社の祭神
『古事記』上巻、及び『日本書紀』神代紀(下)に拠れば、スクナビコナらと共に「大国主神が行った国作りとは、人々に農業や医術を教え、生活や社会を作ること」であったとされる。荒ぶる八十神を平定して日本の国土経営の礎を築いた。
つまり、この国を拓き、農業を伝播し、この日本の礎をつくった神です。
そして、日本の神の辞典として知られる「諸祭神名辞典」には大国主のことを別名で、「八千戈の神」(やちほこのかみ)ともいうとあります。つまり大国主はたくさんの「銅戈」をもった神というのです。(ただし「戈」と書き「ほこ」と読みます)
国を拓き、農業を伝播した神は銅戈を沢山持っていたというのです。
「八千戈の神」という表現は、通常の説では、多く武器(つまり軍隊)をもった出雲軍の存在を示唆したものであるという説明がされているのですが 「戈」は、日本では武器使用の実態がないはずで(輸入当時から祭祀用としての制作)で、「八千戈」(やちほこ)の神とはたくさんの領土をもった神という意味なのではないかと考えることもできるのではないかと思います。
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僕だったら欲しいと思ったに違いありません。
そう思い息子と夏休みの実験で青銅器をつくってみることにしました。


結果は大失敗でした。
ネットで探り、近代的な知識をもってしても、融解温度1000℃の達成は困難で、スズと銅の合金である青銅の塊をつくるのがやっとでした。
このように古代に、この地方では絶対作れない美しいものを持ち込んできたら、ひょっとすると村一つくらいは買えたのでは?と思ったり、その神々しさに信仰が芽生えてもおかしくないと思うのです。実際、この銅戈が作れなくて石戈というレプリカを作り信仰した形跡も発見されています。
弥生時代、まだこの地方では土器をつくるのがやっとの世界です。
青銅器は僕らがおもうよりよっぽど美しく、魅力に感じる金属なのだと中野市博物館に銅戈の研究に行って知りました。
さてこの銅戈(どうか)、銅矛(どうほこ)を調べる中で、出雲大社で有名な大国主に突き当たりました。
ウィキペディアより
大国主神(おおくにぬしのかみ)は、日本神話に登場する神。
国津神の代表的な神で、国津神の主宰神とされる。出雲大社・大神神社の祭神
『古事記』上巻、及び『日本書紀』神代紀(下)に拠れば、スクナビコナらと共に「大国主神が行った国作りとは、人々に農業や医術を教え、生活や社会を作ること」であったとされる。荒ぶる八十神を平定して日本の国土経営の礎を築いた。
つまり、この国を拓き、農業を伝播し、この日本の礎をつくった神です。
そして、日本の神の辞典として知られる「諸祭神名辞典」には大国主のことを別名で、「八千戈の神」(やちほこのかみ)ともいうとあります。つまり大国主はたくさんの「銅戈」をもった神というのです。(ただし「戈」と書き「ほこ」と読みます)
国を拓き、農業を伝播した神は銅戈を沢山持っていたというのです。
「八千戈の神」という表現は、通常の説では、多く武器(つまり軍隊)をもった出雲軍の存在を示唆したものであるという説明がされているのですが 「戈」は、日本では武器使用の実態がないはずで(輸入当時から祭祀用としての制作)で、「八千戈」(やちほこ)の神とはたくさんの領土をもった神という意味なのではないかと考えることもできるのではないかと思います。
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