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2022年02月23日

検索 田沢神明宮4 <泉小太郎伝説の実際(20)>




「天の磐舟をつくったら、石の舟に変ぜり」とありますが、磐舟も石舟も同じもので「変化」とは言いにくく「変ぜり」という表現がおかしい。おそらくもっと長い文章が要約されたときに取り違いが起きたのではないかと考えました。
 とにかく穴をうがちとあるからよく石を観察してみると岩の先端のほうに、あきらかに切り取られたような跡だと思う痕跡がある。

 岩の先端だけ盗むって?どういうこと?って思いますよね。この時点での僕の想像は、おそらくこの岩の先端には、印象的な何かがあったのではないかと推察したわけです。でないと盗むとは思えない。

 となればますます、土木機具として使われていた「犀」なのではないかと考えました。つまり犀龍とは、古代の土木機具。しかも治水開発部隊、白水郎のつかっていた道具ではないかと。。。
 ここへきてこの磐舟の想像図。 

 



さて、ここまでわかったらあともう少しです。
ここにある石碑の情報も、由緒書きもかなり細かい情報が書かれています。由緒書きには、「景行天皇十二年九月十六日創立」とありますし船石の説明にも「天文年間」と具体的な年代がわかる内容の言葉があります。

この文章にはまず間違いなく、もととなる古文書が存在しているはずです。でないとこんなに細かい情報は書けない。となると僕の進む先は、この光城山がある「豊科」にある「豊科図書館」です。
豊科町史を開けば、この神社の由緒が見つかるかもしれない。そう思い豊科図書館に向かったのです。



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Posted by 泉小太郎研究家 at 20:07Comments(0)泉小太郎伝説の実際

2022年02月23日

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Posted by 泉小太郎研究家 at 13:29Comments(0)泉小太郎伝説の実際 目次

2022年02月23日

検索 田沢神明宮3 <泉小太郎伝説の実際(19)>

僕の想像していた、古代の土木機具そのものが目の前に登場したのです。
田沢神明宮 岩舟
写真をみてください。
「船石」と呼ぶには不恰好ではありませんか?
 なんだか船の先の舳(へさき)の部分が欠けているような印象を受けます。



するとこの船石の説明が横にきちんとありました。

船石の由来の写真

 『安曇野開拓の祖 日光泉小太郎、神明宮(天照皇大神)の神恩に報いんが為に天の磐舟を造りて献げ置きし処 何時しか石の舟に変ぜり 天文年間 心なき者 此の舟石に穴をうかち砕かんとしたところ神罰に依り其の者俄かに死せりと伝承せらる』
 とあります。



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Posted by 泉小太郎研究家 at 05:16Comments(0)泉小太郎伝説の実際